留学に活かす
HSKが留学に有利な理由
HSKは、中国語以外の言語を母語とする人の中国語能力を測るために開発された、中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)が公認する唯一の中国語検定です。(開発は中国国家漢語国際推進事務室)
HSKの開発には幅広い分野の専門家の力や言語、理論が反映されており、効果的に中国語能力が測定できるように設計されています。
特に、HSKはコミュニケーション能力の測定を第一の目的としており、実際に中国で使われる会話をベースとした問題や、聞き取り問題に重点を置いた試験内容となっているので、留学生の実用的な中国語能力の評価に適しています。
現在、HSKを実施するテスト機関は、中国国内では46都市129カ所、中国国外では161カ所、59の国と地域に分布しており(2009年末時点)、数ある中国語検定の中でも、このように世界規模で実施され、広く認知されている検定はHSKだけです。
中国の大学の本科課程入学の選考基準としては、多くの国からの留学生の中国語能力を一つの基準で測定するとことが必要とされるため、HSK資格の提出が入学時の必須条件として選ばれているのです。
またHSKは、国際的な人材の流動化に対応することを目的とし、CEFという枠組みに基づいてレベル設定がされています。CEFはTOEICなど欧米各国の外国語テストに取り入れられている枠組みです。そのため中国語検定だけでなく、欧米各国の外国語テストとの互換性から難易度の比較がしやすく、世界のどの地域でも適切な評価を受けることが可能となりました。
※CEF=ヨーロッパ言語共通参照枠組み:ヨーロッパにおいて、外国語教育のシラバス、カリキュラム、教科書、試験の作成時及び学習者の能力評価時に共通の基準となるもの。
HSKは、初級レベルの1級から上級レベルの6級まで6段階に分けられており、各学習段階に合わせてレベル設定がされています。
例えば、上級レベルの5級は、2500語程度の語彙力が必要とされ、その学習目安は主に週に2~4回の授業を2年間以上習った程度とされています。
大学や学科・コースにより異なりますが、一般的に文科系学科ではHSK5級、理工系学科ではHSK4級の成績証明書の提出が、入学試験とともに必須条件となっています。
また、HSKの試験結果は、聞き取り・読解・記述のそれぞれの分野別にスコアで表記されるので、入学試験の際に成績証明を提出された大学は、各受験者の詳細な中国語能力を把握、比較することが可能ですし、語学研修などの効果測定も容易に行うことができるのです。



