次回日程

  • 05月19日(日)
  • 03月19日(火)~ 04月23日(火)
  • 筆記・口試
  • 全国主要14都市

受験者インタビュー

歴史も学べる中国語の勉強は楽しい! 中国語ができる楽しさ実感中!

金融業界勤務

池田 雄一郎さん
取得スコア:HSK3級

金融業界勤務

●ご経歴や現在のお仕事についてお聞かせください。
1993年に今の会社に入社し経理業務に携わっていました。当時から英語に興味があったのでTOEICを受けていました。3年前にシンガポールの事務所に1年、その後ロンドン支店に2年行かせてもらいました。日本に戻ってきてからは、外国為替業務を統括する部署で仕事をしています。
●中国語を学び始めたきっかけ、またHSK受験のきっかけを教えてください。
学びたいと思ったのは海外勤務がきっかけです。シンガポールは英語が通じますが、聞きづらい英語でしたし、実は母国語として中国語を話される人が多かったです。。英語はお互い母国語ではないのでニュアンスがよくわからないことがありますし、文化的背景が違うので、言葉の真意を考えることが多くありました。
日本に帰国後、外為業務に携わっていると、中華系企業との取引がたくさんあり、書類が中国語で記入されているので、これは勉強したほうが良いなと思いました。本格的に勉強を始めたのが半年前です。社内で中国語の講座があり、それに申し込み、HSKを受験しました。
●HSKの勉強方法について教えてください!
実際にHSKを受けてみて、難しかったなと感じましたが、結果を見たら意外とできていました。(笑)勉強は、週1回の社内講座のほかに、ニュースなどで流れる中国語を意識的に聞いたり、映画のワンシーンを集中的に聞いたりしました。講座は約4ヶ月程でしたが、最初の2週間はずっと声調とピンインの練習で、これがすごく嫌でした。そういう才能が全くなく、音を高く出したり低く出したりすることが苦手でしたね。でもこれを徹底的にやってもらっていたので、徐々に聞き取れるようになり喋れるようになったので効果を実感しています。英語もそうですが聞き取れない言葉は喋れないし、喋れない言葉は聞き取れないですね。
あとはHSKのテキストも勉強しました。テキストに付いている音源を通勤電車の中で聞き、帰宅後テキストを見ないで音声だけで書き写すというのを毎日1時間やっていました。身体に覚えこませるように文法も文章をまるごと覚えてしまえば、文章の構造がある程度わかるようになりました。言葉ってしみついてくるものだと思っていて、なんとなく言っていることがわかれば訳せるので、文章の構造をいかに理解するかが大切だと思います。HSKさんのテキストが本当によくまとまっていますよ!
●実際に中国語を活かしてお仕事をされていますか?
書類の精査で中国語と英語を使用しています。外為業務はマネーロンダリングの規制が厳しいので、書類を細かく見る必要があります。中国語も英語もそこに書いてあることがしっかりと読めないと真実が見えなくなってきます。そういう意味で「言語」で読むことが大事ですね。
●中国語を勉強してから、生活面で変わったことはありますか?
以前、中国人同士の中国語での会話は喧嘩してるのだろうか?と勝手に感じていました(笑)。中華系の方とは接するのにためらいがあったのですが、その抵抗がなくなりましたね(笑)。駅で困っていたら声をかけてみるなど、一歩踏み込んで話しをすることができるようになりました。仕事上では、中国語で理解できるということで余計なフィルターが入らない状況になり、非常にクリアに物事を考えることができるようになりました。あと、実は中国に行ったことがないので、コロナが終息したら一度行ってみたいですね。特に上海に興味があります。
●日本企業の中国ビジネスの今後についてどのようなお考えでいらっしゃいますか?
中国と日本は非常に経済的な結びつきが強いので、日本のナレッジを外に出して活用すべきだと思います。中国も昔は世界の工場と言われていましたが、どんどんナレッジやノウハウが貯まってきて、中国独自の経済の回し方を作っています。その中に日本企業が上手く、商売上お互いWin-Winになれるように入っていく必要があるのではないかと常々思っています。今後は製造業だけでなくサービス業など日本人のきめ細かく強みを活かせる産業は、どんどん中国展開をチャレンジしていくべきだと思います。そんな中、弊社含め、国際業務を支援できる企業は数社しかないので、積極的にやっていきたいところです!
●これから中国語を勉強したい人、HSKにチャレンジしたい人に一言ください!
ぜひ、HSKチャレンジしてほしいです。やっぱり日本の文化と近い言葉だなと感じることが多くて面白いですよね。象形文字なのでイメージしやすいですし、英語と違って言葉の意味を探るとき視覚的に理解できます。日本語と違った漢字も当然出てきますが、「あ。こういう風に分解しているんだ」など中国の歴史的背景も絡めて覚えることができます。歴史も勉強できる言語である中国語の勉強は楽しいですよ!