HSK筆記1級は、受験生の日常中国語の応用能力を判定するテストで、「国際漢語能力標準」の一級、「ヨーロッパ言語共通参照枠(CEF)」のA1級に相当する。HSK筆記1級の合格者は、非常に簡単な中国語の単語と文を理解、また使用することができ、具体的なコミュニケーションを行うことができる。また、中国語を学習するための基礎能力も備えている。
HSK筆記1級は、主に、週に2~3回の授業を半年間(1学期)習い、150程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としている。
HSK筆記1級の試験内容は、合計40問。聴力(聞き取り)、読解の2分野。
試験時間は全部で約40分(受験者の個人情報の記入時間5分を含む)。
| テスト内容 | 試験問題数(個) | 時間制限(分) | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 解答用紙に個人情報を記入する時間 | 5 | ||||
| 一.聴力 (聞き取り) |
第一部分 | 短いフレーズが各問題2回ずつ放送される。問題用紙の絵や写真が放送の内容と一致するかどうかを判断する。 | 5 | 20 | 約15 |
| 第二部分 | 短い文章が各問題2回ずつ放送される。3枚の絵や写真の中から放送内容と一致するものを選ぶ。 | 5 | |||
| 第三部分 | 短い会話が各問題2回ずつ放送される。数枚の絵や写真の中から放送の内容と合うものを選ぶ。 | 5 | |||
| 第四部分 | 短い会話が各問題2回ずつ放送される。1人が話した内容についてもう1人が質問をするので、その質問の答えとして相応しいものを3つの選択肢の中から選ぶ。 | 5 | |||
| 一.聴力の解答を解答用紙に記入する時間(予備) | 3 | ||||
| 二.読解 | 第一部分 | 各問題に1枚の写真や絵と語句が用意され、その写真や絵の内容と語句の意味が一致するかどうかを判断する。 | 5 | 20 | 17 |
| 第二部分 | 各問題に用意された複数の写真や絵の中から、文の内容と相応するものを選ぶ。 | 5 | |||
| 第三部分 | 各問題につき5 つの質問文と5つの答えが用意されており、質問文に関連する内容の答えを選ぶ。 | 5 | |||
| 第四部分 | 各問題の文中の空欄にあてはまる単語を、選択肢の中から1つ選ぶ。 | 5 | |||
| 合計 | 40 | 約40 | |||
HSK筆記1級の成績証には一.聴力の得点、二.読解の得点と総得点がそれぞれ明記される。一.聴力、二.読解の配点はそれぞれ100点で、合計点は200点満点。総得点120点が合格ライン。
成績証は、合否に係わらず受験者全員(試験無効者を除く)に送付され、発送には試験後約60日程度を要する。また、試験の約1ヶ月後から、HSK公式ホームページにて成績照会を行うことが可能(受験番号と姓名の入力が必要)。
HSK筆記1級の成績は長期有効。但し、外国人留学生が、中国の大学に入学するための中国語能力証明とする場合、その有効期間は受験日から起算して2年間とする。