近年は中国の経済成長が著しく、また観光ビザの発給要件緩和も後押しとなり中国路線拡大への期待が高まっています。今や方面別旅客収入の27.3%(2011年3月期)は中国となっており、当社としてもサービス品質の向上及び競争力強化が急務となっています。
そこで社員及びグループ社員の中国語能力向上を会社の方針としてバックアップすることにしました。
その際、社員の習熟度を測る指標として、
1. レベル別になっており習得度合いを判定しやすいものであること
2. 合格したら次のレベルにチャレンジできるという、達成感を感じられるものであること
3. 日本以外の国でも実施されていること
というポイントを重視した結果、「中国政府公認中国語試験HSK」の社内実施に行き着いたのです。
HSKは世界各国で実施されており、海外でも広く認知されています。
そのため中国への赴任者決定の際に参考指標とし、将来的には日本で働く社員の昇格要件の一つとしても採用していきたいと考えています。赴任する社員以外にも、希望するANAグループ社員全員に受験の機会を設定しています。